P.87

確かにあれはおふざけにしてはやりすぎだったと思う。


正直、莉央が怖いと思った。



だからこそ、私は笑うしかなかった。


だって、庇ったりしたら今度は自分が同じ目に合うかもしれない。それだけは嫌。



一緒に合わせているのが一番。


自分の身が一番大事だもの。仕方ないでしょ?


仕方なかった。



でも、まさかあんなことになるなんて。



思い出したくない。


思い出さないようにしてたのに、なんで今更。


怖い。なんか、とにかく怖い。


なにか起こりそうな気がする。

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