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    拝読致しました。
    互いに悪意のない、そのままの純粋な気持ちで向き合い、その果てに一度だけ約束を違えることで互いに全てを失い、贖罪のための流転の生を何度も送る。
    その後に一度だけすれちがい、それは一期一会に留まって再び贖罪の生を再開する。
    とても不思議な読後感、印象的でした。
    あと、機織りの独特なリズム、情景が良かったです。
    面白かったです、ありがとうございました。

    作者からの返信

    お読みくださり、ありがとうございます。また、感想までいただき、大変恐縮です。
    拙作の要約、大変興味深く拝読しました。
    生は円環のようなものと思っています。それは基本的に重なり続けることはありませんから、互いのすべてを理解することはできず、淋しいのだと思います。
    今回の話は、そんな円環と円環が、少しだけ交叉するものでした。それも一瞬のことですし、秋の淋しさが相まって、やはりどうしようもなく淋しい。そういう淋しさを描きたかったのです。
    改めまして、このたびは拙作にお時間を割いてくださり、ありがとうございました。

    編集済