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ガラッと教室のドアを開けると一気に静まりかえる教室。



そして、一斉に集まる嫌な視線は、もう慣れた。



もともと気にしてなかったけど、全く気にすることなく、スタスタと自分の席に向かう。



自然にできる通り道のおかげで真っ直ぐ席に行ける。



そして、鞄を机の横にかけ、今日もまた机に突っ伏す。





誰も私に話しかけることはない。


嫌みさえ言いに来ない。



やっぱり炎雷を気にしているのだろうか?



どっちにしても、それは私にとって好都合だ。


人と関わらないで済む。



居心地はけしていいものではないけれど、無駄に絡まれるよりはマシだ。




周りの目なんてどうでもいいし。


誰にどう思われても構わない。


世界中の人に嫌われたって別にいい。



むしろ、逆にその方がいいかもしれない。




それこそ、この世界からいなくなれる。

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