第75話

タモがちがう席に行くと、車いすの主役のおにいちゃんがこういって声をかけてきてくれた。敬君。今日はありがとうというと僕にこういった。僕も君と同じぐらいの時にあのおにいちゃんとあったんだよ。僕ねコンさんにはエースって呼ばれてるんだよね。で、お兄ちゃんの名前は幸人っていうんだよ。よろしくね。というと、僕はユキと呼ぶことにした。タモはエースといい、近寄ってきた。敬。どうしたと聞かれたので、コンさん。敬君といい友達になったね。車いす押してくれるのは友達の証拠だね。友達だよなというと、うん。それよりタモさんはお父さんに近いよというと、ユキはコンはいいよな。子供がいてというと、お前も教え子いるだろうというのだ。タモ教え子って何と聞くと、実はこいつは教師でつまり学校の先生ってことだよというと、僕は来年から小学校になるんだ。こんな先生だったらいいなと思った。だってユキはなんか僕の知りたいことを教えてくれそうだから。そして僕は少しわからないことがあったんだ。そしてユキは何か気が付いた。敬君わからないことは聞いていいよというと、僕のわからないことにこたえてくれる。ねえ。なんでユキはあのお兄ちゃんと結婚するのというと、タモさんは慌てたみたいだ。するとユキはこういった。あはは。コンコン慌てなくていいよ。全然いいから。男同士だけど一緒にいたいのが僕の場合は弘だっただけ。あのお兄さんの名前は弘紀。敬君が大人になったらわかるよ。それとコンさんはパパになりたいみたいだね。お母さんと結婚させてあげてねというと、幸は違う車いすのお兄ちゃんが弘さんに呑ませたものを見て慌てて弘さんに近づいていった。

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