喫茶店にて
第58話
4人で喫茶店に入ると、店員が注文を取りに来る。
ご注文はお決まりでしょうかといわれ「俺紅茶」とマサキがいう、「ブレンド」というカエデとアズサ。「私はこれ」と指を指す先にはイチゴシェイクと書いてある。店員がかしこまりましたというと「もうタツキちゃんまたなの」とマサキがあきれてる。「かわいい」とお二人。
だってコーヒーと紅茶は無理なんだもん。
すると柾が「大人びいてるくせにタツキちゃんって子供だね」といじわるな顔で言ってくる。「もうマサキさんこれ以上いわないで」と顔を真っ赤にしていう私。
その時だった。いらっしゃいませというと入ってくる人に視線を合わすと4人はびっくりした。
ツバキとアスナロだった。
「兄貴、どうしたんだよ」とマサキがいうと「いやー休憩しようと入った店に偶然だな」とツバキがいう。するとアズサちゃんが、アスナロの事が気になるみたいで真っ赤にしてる。
「かわいい」と思わずカエデと私がいうと。
「兄貴、ちょっと」というマサキが気を使い、アズサに「アスナロと一緒にどう」と進める。マサキの気づかいに何かアスナロは感じたのか「あーあのカフェにいる方ですよね。前から話してみたいと思っていました。どうぞお嬢さん」といい誘うアスナロ。
二人は緊張してるけど、でも大丈夫だと思った。
ツバキが私の横に来て、コーヒーを注文する。
注文したものが来たとき、ツバキはきょとんと私を見てきた。
「お前なんだそれ、甘いのによく飲めるな」というツバキに私が「マサキからも子供って言われた」とすねた私。
「その顔ですねるのよせ。マジで」とツバキ。
全員の注文が来たのを確認すると店員の人がごゆっくりと言われた。その後、私たちはたわいのない話をして楽しんだ。
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