不安
第25話
SIDE カシ
情報を手に入れること、それが守るということになる。
俺にとってタツキは、あの信頼してたマツが大切にしてきた娘。
あのカナコがタツキを売ろうとしている情報が入ったとき、早くあの子を助け出さないとって思った。
最近だが、あのカナコがタツキの周りを嗅ぎまわってるという噂を耳に入れた。カナコは執念深いということは知ってる。
なんとかしなくてはと思い、タツキにすべてを打ち明けた。
「私がタツキを呼んだのは、タツキに話があったからです。
いいですか。あなたの母はあなたを売ろうとしているのです。そうです。あなたの身体を売ろうとしてるのです。だから、絶対にあなた一人で外に出たりしないでください」という。
するとタツキは、「あなたに助けられる前日の事なのですが、母は私に「あんたは明日、売りに出されるの。わかるかしら。あなたは身体を差し出すことになるの。知らないおじさんとかにね」と言っておりました。私は逃げれないと思い、あきらめてたんですが、カシさんに運よく助けてくれたので今、ツバキと一緒にいるんです。ツバキは昔私を助けてくれた一人なんです。
こういってくれたんです。いつか外に出られるようになったらいいなって。あれはツバキだと思います。だけど聞くのが恐い、聞いたところでもし違ってて嫌われでもしたらと思います。だから今は聞かずにいたいんです。」そういうとタツキはツバキに嫌われることに恐怖を抱いてるんだと思ったので。
「いいませんよ絶対に私からはだから安心して」というと
再び笑顔になるタツキだった。
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