ハンバーグ

第3話

一瞬「かわいい」と思ってしまうほど。

「おなか空いてるんだね」というと

こくりとうなずく。

お昼に食べようと思って作ってたハンバーグを出してあげると。

「おーうまそうだ、いただきます。」と食べる。

食べ終わると「ごちそうさま」といい、満足してる少年。

すると突然

「おい。お前学校行ってるのか」

「行ってないけど、勉強は自分でしてるよ。ほかにすることないからさ」

そして、ドアに手をかけると

「ドア、鍵かかってるな。それに・・・・。」

「「私は外の世界を知らないから」

「外の世界を知らない?」

そう言う少年が悲しそうに見えた。

だから私は

「外の世界は知らないけど、いつか自由に出られるようになったらいいな」という。

話してると少年は

「これ俺だと思って持っておけ、お守り変わりだ」

とかわいいクマのマスコットを渡す。

「大事にするね」というと照れる彼は帰っていく。

少年が帰った後、「今日は不思議な日だったね」とクマに話しかけた。

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