第16話
えー?!
この人が光建設の社長?!
間違いない?
社長の付き人とかじゃなくて?
周りをキョロキョロするも、他に人影はない。
「う……」
驚きのあまり声も出ない。
「淹れたのが、あんただと思ったら飲む気しないが……」
この間の反撃を根にもってか、悪態取り続ける光建設の社長。
出した珈琲を仕方なく口につけてる感じ。
マジで失礼な奴。
飲まなくていいのに。
あー……台布巾の絞り汁でも入れとけば良かった。
再び一礼して部屋を出ようとしたら、
「……美味い」
性悪社長の思わず出たような漏らした声が。
ーー勝った。
背を向けたまま、ニヤリとして会議室を出た。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます