第75話

これ食べながらお話ししようと持ってきたものは大きいサイズのプリンアラモードだった。私は初めて見た。こんなプリンがあるなんて。それに乗っけてるフルーツが可愛いと思った。

凜、凜はもうあの会社から退職してるんだ。あのコーチの言った事は凜を追い込んでしまったのかもしれない。俺は凜がクロスカントリーの後、いっぱい食べる姿がうれしかったんだ。そして弥生もね。凜はあの頃の凜が可愛いと思っていたんだよ。弥生も吐くことには文句言わないらしいから、それより口にしてほしいんだとというと、切り分ける。すると龍君はこういった。俺は抗がん剤で食べれなかったことがあるんだが、こうして食事できることって幸せなんだぞ。食べないダイエットはよくないんだ。俺はトレーナーだがアスリートには好きに食事をしてくれというくらいだ。かおちゃん、目が離せないみたいだね。そのプリンから。ふふふかわいいというと凜ちゃんがかおちゃん、ふふふかわいい。食いしん坊なんだねという。と、だってこれおいしそうだもんというと、じゃあ食べようというと食べると、俺たちはプリンのトローンとしてる食感にびっくりした。すると弥生が自慢そうな顔をした。そして凜も一口食べてるのだ。すると泣いてる。凜ちゃん、もしかしておいしくなかったのと弥生が心配そうになってる。するとおいしいの。弥生、これ本当においしいよ。というので、もう一口というと、食べる凜。あれから凜は食べ続け、おかわりをした。そして完食した凜。すると凜はこういった。私バカだよね。食べれないわけじゃないのに、ダイエットのためにって食事抜いて、それに、挙句の果てに怪我だよ。わかった。この病気を克服出来たら、クロスカントリーで一から楽しかった頃の自分を取り戻すね。というと、彼女は弥生に心配かけてごめんね。またいつでも来てねと言い、笑顔だった。

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