第73話
仕事忙しいかな。ひょっとしてと聞くコーチ。
俺は平気ですけど、かおちゃんは忙しいと思います。というと、いやー今度の大会はパラの選考会なんで、譲は車いすバスケで企業契約してるから行くんだけどね。という。企業契約ってのはいいですね。。でも今の会社でも調節はしてくれますからというと、かおちゃんの夢だからね。というと俺は俺の夢でもありますよ。すると聞いていた監督が島谷さんと君ってどういう関係。恋人だってことはわかるんだが、それ以上に絆が強そうだが。というので、俺が出会いや俺の置かれていた状況を話した。すると彼はこういう。白血病かあ。というと、私の娘も白血病でね。というと、小さい娘なんだが、凜ちゃんの事をお姉ちゃんだと思っていて人懐っこい子なんだよ。凜ちゃんもかわいいっていってね。妹が出来たって喜んでたんだ。多分凜ちゃんが焦ったのは娘の事だろうと思うんだ。いろいろ制限をかけられた娘を見て凜ちゃんはきっと弥生を元気づけようとしたからこういうことが起こってしまったのかもね。という監督。弥生ちゃんはどうなんですかと聞いたら弥生は今は制限があるが再発はしていない。再発は怖いといってるんだ。俺もそうだった。でもかおちゃんにあってから変わったな。というと娘は今中学3年生だよ。受験を控えていて、凜を見てね。彼女はアスリートでも食べれるお菓子を開発したいらしくて高校はそっち系のほうに行くんだよ。というのだ。俺は弥生ちゃんは凜ちゃんっていう支えがいるんですね。だから大丈夫ですよというと、今、弥生は凜に会いたがってはいるんだが、凜は私の身体をみたら弥生が心配するとか言ってね。会わないみたいなんだ。会わせてやりたい、今の凜をみて弥生がどうするかを。というとショックは受けるとは思うが、でも会わせてやりたいんだよ。という監督。
そうですね。今度の休みの日、かおちゃんと俺も付き合って凜に会わせてやりましょうというと、喜ぶよ、弥生。お菓子作って持っていくっていうもんだからというと、そうか。お菓子。彼女は甘い物が好きでしたね。弥生ちゃんが作ったって言ったら食べてくれるかもですよ。という。そうだね。というと嬉しそうにしていた。
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