第328話

そして、最後に【新校舎】の屋上に足を運んだ。



この数か月、だいたい乃威君が見つけられない時は、屋上にいたから。




多分、彼は…―――










「ほら、やっぱり。」



屋上のど真ん中で、日向ぼっこをしているような恰好で寝そべっていた。



乃威君のことなら、なんでもわかる自分って、やっぱり天才かな?



ウフフと嬉しくて笑っていると……





「話せたか?」



といきなり乃威君が声をかけてきたのでびっくりした。



ぎょっとした目で彼を見ていると、パチッと目を開けて体を起こす。




「おお、起きてたんだ!」



「今、起きた。」



ガシガシと髪を掻いている乃威君を見て、それさえも愛しいと思っているのは、かなり重症なのだろうか?

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