第57話

その子は思ったよりもとても幼くて、僕と同じ歳だとは思えない。



……というか、人のこと言えないか。



なんて思いながら、さっきの言葉に返さなきゃいけないと思い、口を開く。




「……君、だれ?」




分かっていたけど、とりあえず名前を聞くことにした。



彼女が確実に、真野と呼ばれる少女なのかを確認するために。






「あ!ご、ごめんね!先に私から自己紹介しないとね!…私は、佐藤真野っていうの。」



佐藤、真野。



うん、合っていたようだ。



でも、何というか思ったより……うん。




何か、調子狂ってしまう。




「えっと……アタシはさ、佐伯朱希です。」



「朱希ちゃんだね!」



ちゃ、ちゃん付け!?

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