第49話

「……おい、女を連れてこんなとこまで来るな。」



「おいおいおい、誰が俺の女つったよ。」



「?」



「親父が新しく養子を迎えたんだよ。ソレ、新しいアレ。」



「あー…、なるほど。あのおっさんがね。」




よく分からない話をしているようだったので、首を傾げていたけどその男の人は玄関に入るように促してきた。



「入れ。もう全員来てる。」



「あ、やっぱり。まあ、わざと最後に来たんだけど。」



「そういうことを俺の前で言うなよ…。」



「ち、疾風のクセに生意気だぞ。」




は、疾風?



この人がさっきの電話の相手?



え、全然ガキじゃないじゃん。



目を見開いて彼を見ていると、彼はアタシを見て、にっこりと笑う。

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