第67話

音が、した。



何の音だったのかは分からないけど、物凄い音だったのだと思う。



だって、目を覚ましたくらいだから。





ムクリと体を起こす。



「いたっ…!?」



背中の上の辺りが少しだけ、痛い。



ずっと床で寝転がっていたからかな?



その床を見て、私は目を見開いた。




急いで天井を見ると、見たことのあるものだ。



……分かるのに、そう時間はかからなかった。





手が、震えだす。



声が、出ない。




携帯!



と思ったのだけど、そんなものは昨夜壊れたので今は持ってさえもいない。



ど、どうすれば…いい?



た、助けてっ!




そう言いたいのに、声が出ないから無理だ。



だ、誰かっ!



助けて!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る