第53話

…柳生君?



え?な、何の話?





オレは“柳生”という言葉に反応して、彼女達の話に耳を傾けた。






「喧嘩にはなってないみたいだけど、なりそうな雰囲気だって野次馬たちが言ってたよね。」



「でも、有り得ない人って誰だったんだろう?人がいっぱいだったから諦めたけど、やっぱ見とくんだったねぇ。」





彼女達の会話を聞いていたんだけど、それだけじゃ状況が分からない。




…柳生君は大丈夫なのかな?





オレは彼の行方が気になり、持っていたお盆を急いで傍に置き、走って教室から出て行った。




その時に…




「真野!!どこ行くんだよ!!」



と当夜に止められたんだけど、それどころじゃないオレは振り向き様に言った。





「ごめん、当夜!!オレちょっと校庭行って来る!!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る