第43話
「にしても、ちょっと嬉しいかも。」
急に少し笑顔になった八千代さん。
それに対して、この場にいた全員が首を傾げた。
何が嬉しいのか?
そう意味が分からないとでもいうようにそこにいると、ガシっといきなり肩を掴まれてびっくりした。
「だって、男子校だと思って諦めてたのに、こんな近くに女の子がいるじゃない!!嬉しいの何ものでもないわああ!!」
オレはこの時、確信した。
ああ、やっぱりこの学校はおかしい
普通は男子校に女子がいると、それが分かった瞬間に退学にしようとか考えないのだろうか?
もう、オレにはこの学校が分からないよ。
でも、オレにだって男子校に来たのは意味があるので辞めたくはないけれど。
正当な理由なのかと言われれば、そんな理由ではない。
というか、人に聞かせて楽しい話でも、気持ちの良い話でもない。
出来れば、自分からは話したくはないものだった。
もう、忘れたいから。
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