第356話
狂ったようにそう笑う金田君。
その目にはただもうどうでもいいような目をしていた。
ただ、桐生君がどうなったのだけが知りたかったみたいだった。
しかし、そんな事を言われても…
「知らないよ。」
「はぁ?」
「今、彼がどうしているのかも知らないし、彼には君達の関係を知らせずに学園を去ってもらったから…君達の裏切りは知らないんじゃないかな?」
そう言うと、金田君も水谷さんもそれが意外だったようで驚いた目でこちらを向いてくる。
「じゃあ、何で…あいつがいなくなったんだよ?」
たどたどしくそう言う姿に、言おうか言わ舞いか迷ったのだが、どうやら時間のようだ。
ブウォンブウォン…-----
バイクの音がたくさん聞こえる。
ああ、もうそんな時間なんだね。
はは、もう少し話していても良かったんだけど。
まぁ、これは仕方ないか。
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