第146話
たい焼きをそんなにも全否定しなくてもいいじゃないか。
たい焼きは美味しいんだぞ。
「たい焼きが美味しいと…君もそう思わないか!!曽我部君!!」
オレは先程、お菓子が作れると言った男の子にそう同意を求めた。
その子はびっくりしてこちらを見ていたが、すぐに同意してくれた。
…一言加えて。
「そうだね、俺もたい焼きは美味しいと思うけど……曽我部じゃなくて
田辺ね。」
ああ、ごめんなさい。
よく人の名前を間違えるんだ。
許してやってくれ…。
「すみません。」
「いや、まぁ次から気をつけてくれればいいよ。」
ああ!!君は何っていい人なんだ!!
優しすぎて、真野の目からは涙があふれ出てくるようだ!!
感動!!まだ、地球は滅亡の危機ではないようだ!!
そっか…このクラスは薄情な奴らではなかったんだね。
オレの視野が狭かっただけなんだ。
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