第114話

「もしかしてお前の言ってるアレって」



「あ、年上に対してアレっていうのはどうかと思うわけだよ。ねえ。俺は君より実際10歳近く年上だと思うわけだよ。あ、そこ。三十路だからって馬鹿にしてんじゃないよ。いや、確かに今年31歳になるけどね。これでも31年間彼女なんてできたこともないけどね。」



どうでもいい情報を出す彼に心底腹が立ってきた砦だが、ここで怒り狂って彼に情報を聞けなくなっては元も子もない。




出来るだけ我慢して彼に付き合い、話をまた戻す。





「お前の言ってた弟君って、渡瀬蘭勝のこと?」



「おー、じゃあ君やっぱりアレ?弟君の弟君みたいな?顔似てると思ったよー。髪色全然違うけどねー。」

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