第91話

「待て!!」



協が言おうとしたその言葉を遮って、砦はその本を奪う。



全員がその言動に驚いたが、砦だけはその本の題名を見て………少し考える。



その間、目を見開かせている協。






―――…まあ、一番のこの事件の被害者なのだからそうなるのは当たり前だが。



少しして、砦は徐にその作者の名前を目にして…………自信に満ち溢れたように笑った。








その笑みを見て、誰もが恐怖を抱く。



もちろん、協もその笑みを見て………額から一筋の汗を流した。





「―――…俺も愛してるぜ、紗綾。」



その本を握りしめて、砦は指示を出し始める。






「『魔女』は学校の友人を装って、本郷家に行け。」



「……は?」



「今、紗綾がどういう状況にあるのか探るんだ。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る