第46話

どうすれば、いい?



俺は―――…どうすればいい?





そう疑問を持ち始めた時、俺の中でもう一人の自分の声が聞こえ始めた。







『強くなりゃあいいだろ』





そうだ、強くなればいい。



強くなれば、大稀はまたいつもの大稀に戻ってくれるかもしれない。



俺が―――…もっと強くなれば。







「キング!!」



大稀の部屋の前から遠ざかっていたキングを呼び止めて、俺は決意する。




「俺、強くなりたい!!喧嘩の方法を教えてくれ!!」



俺がそう叫んだ時、キングは少しだけ驚いた表情を見せたがすぐに笑顔になる。



厭らしい、笑み。



「いいぜ、来いよ。ケイ。」



くるりと踵を返した彼は、俺を見下ろす。

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