第22話

「………チッ。」



繁華街を独り歩いている眼帯をしている彼は、人混みの中で舌打ちをした。



それが聞こえていた周りの人間は『何だコイツ』と見た後、彼の表情を見て遠ざかる。




―――…今でも何かを起こしそうな、恐ろしい顔をしていたから。



千歳の言ったように、かなり機嫌が悪いのは当たっていたようだ。



彼の周りだけ人がいないのは、その所為なのだが、空気の読めない人間はそんな彼に近づいて行く。



そして――――…肩がぶつかり合ってしまった。







「おい、ニイチャン。前見ろや。」



3人で歩いていたこの男たちの一人が、蘭勝に突っかかろうと彼の肩を掴もうとしたその時。

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