第216話
繁華街の端はどちらかと言えば、人通りがあまり多いとは言えない。
……少し暗くなり始めているし、さっさと帰ろう。
不良系の男の人達を端目で見つつ、私は早歩きでこの場を歩いていると―――…マンションの影で少し声が聞こえて来た。
嫌な、予感がする。
「――…は、放してっ!!」
女性の声。
先程、谷内さんにナンパの話を聞いたばかりだったので、もしかしてそれなのではと感じてしまう。
その声の方向にへとゆっくり視線を合わせると、そこにいたのは4人の男の人と1人の女性。
―――…茶髪のロング。
全てが繋がる。
泣きそうな顔でその男性たちに叫んでいる女性を見て、怖い気持ちがあるのに放っておけない。
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