第21話

どうやら、私が失態を犯してしまったらしい。



「すいません、ランカさん。」



「怒っちゃいねえよ。つか、お前は自分の心配しろ。」



「え?」



私がそんな間抜けな声を出してしまったのと同時に―――…ランカさんは私の肩を押す。



それとほぼ同時にランカさんは、さらに修誠さんに右足で顔面に蹴りを入れ、真護さんに裏拳を入れる。



二人とも受け身に気がとられて、私の腕から手が離れるが、私はバランスを崩して檀上から落ちて行く。



……嘘っ!?




頭から落ちると理解した時、目を閉じた。













しかし、いくら待っても衝撃が訪れないのでおかしいと思った私は、ゆっくりと目を開ける。



そこにいたのは―――…いないはずの、彼。

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