第71話
少し笑った彼に、安心した私は気が抜けたように笑うと砦は私の頭に手を置く。
それが妙に嬉しくて、心臓がさっきよりさらに踊り始める。
「ありがとな、紗綾。」
「う、うん。」
何だか、いつもの砦じゃないから少しだけ調子狂うなあ。
撫でられた部分を私は後からなぞるように自分の髪を触っていると、砦は顔を私に近づけて来た。
いきなりでびっくりしたので、若干壁の方に逃げるけど―――…彼がそれを許してくれることはない。
壁に追い込んだ砦は貪るように私の唇に自分の唇を抑えつけてきた。
「―――…っ!?」
私から酸素まで奪おうというのか、という勢いで彼は私の唇を抑え込む。
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