第17話

四谷さんは手に持っていたバッドを地面に投げ捨てて、振り返る。



見つめた先は―――…砦。








「まあ、呼んだ役者はここにいるからどーでもいいけどな。」



「………。」



睨み合っている二人の間に、障害物は全くない。




「だが――…ルールは破っちゃだめだろ。砦。」



「そもそもこんなふざけたゲームにルールなんてあったのか?」



「どんなゲームにもルールはある。……今日は休戦日だって分かりやすい情報をやっておいたろ?」



「最初に紗綾を見つけることがルールだとお前が言ったはずだ。……ルールを破った覚えはない。」



「だが、今日は目標物が隠れ家から出る日だった。それをわざわざ見計らって来るのはルール違反じゃね?」

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