第2話

 ちなみに、今は弥生の終わりで下旬に入っていた。

 基子姫も八月(八ヶ月のこと)目に入り、かなりお腹が大きくなっているらしい。

 後、一月と少し経てば、甥っ子か姪っ子が生まれる。

 あたしはそれを心待ちにしていた。

 兄である友成も嬉しそうに昨夜に報告してくれた。

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