第18話
「俺が好きになれば、その人は逃げるんだ」
「⋯え?」
「みんな、俺を受け入れてくれない」
受け入れてくれない?
「だからもう、人を好きになる事をやめたんだ」
受け入れてくれないから、好きになることをやめた。
「奈都」
ルイのやけに白い手のひらが、私に向かって伸びてくる。
「俺の愛、受け入れることができる?」
その指は頬へと伸び、そこから、顎先へとゆっくりと移動する。その指の冷たい感覚に、ゾワゾワとなんとも言えない感覚が私を襲った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます