最果てシンドローム【完】
しんのすけ
表紙
あの時の彼は
誰よりも死にたがっていた。
走り出したくなる
逃げ出したくなる
何もかもを捨てたくなる
そんな衝動に駆られているのは
何も私だけではなかった。
愛は依存なのか
依存が愛なのか
私たちは今、本当に生きているのか
「俺も時々分からなくなるよ」
「そういう時はアレでしょ」
あの時の私たちは、
きっと誰よりもちゃんと生きていた。
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