第86話
「ひっかかる」
私の言うことが信じられないのだろうか。
「誰かの声に誘われた、か…………」
「人間界に妖怪が現れる時点でおかしいわね…………」
おじいさんは一息はいて私を見る。
「!」
「結。この国は荒れた時代がある。それを平定させたのがアフロディーテという王女。12個のジュエルを誕生させ、悪者に渡らぬよう封印したのも彼女だ。よく考えたら簡単に封印が解かれる品物ではない。結だから封印が解けたのだ」
「えっ??」
「人間界にもグランジュール大国にも怪しげな黒い影が潜んでるようだ。まるでアフロディーテが生きていた時代のように…………」
「長。といいますと?」
「ジュエルをふたたびひとつにし、封印しなければ再び惨劇が起きる!紗和子のように死人がでるであろう。関係ない人も死ぬ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます