妖しの森
第56話
吸い込まれた先はグランジュール大国。
南西に位置する大きな森の中。
烈火と覇月は南西から遥か遠く東にある海の中心に落された。
「ハハ。まさか、こんな海のど真ん中に落とされるとはね」
覇月はおかしくて笑みが零れたようだ。
「笑っている暇ないだろっ!」
「ん?そういえば、結は?溺れてるとか?」
覇月は果てしない地平線を見渡す。
「そんなわけないだろうが。あの女とはぐれたんだよ。移動空間は気まぐれだからな。あの女はわからない場所に飛ばされたんだよ」
「まじー!?」
「探しに行きますよ。覇月」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます