第37話

そんな時、私は慶太くんを好きになり初めて麗に好きなことを明かした。


麗は快く応援してくれた。


背中を押してくれた。


嬉しかった。



卒業式に告白するのもラブレターを渡すのも提案してくれたのは他でもない麗だった。



卒業したらなかなか慶太くんに会えない私を気遣って。


ラブレター渡して告白したらどう?って。



そう、慶太くんは隣町の男子校に行ってしまうからって…………。




「…………!!」

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