第68話

「……一ノ瀬は?」


「私は…家庭内別居みたいなものかな。旦那さんは仕事ばかりだし私には関心ないしなんで私と結婚したのかなって感じ。おかしいでしょ?」


「おかしくなんかないよ」



まっすぐ私の目を見た。



また、キスができる距離。


心拍数が上がる。



そんな時、お腹が鳴る。



「すげえ音!ご飯食べてく?」


「……うん」



お腹が鳴ってくれたおかげで田中くんは立ち上がりキッチンに立つ。

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