嘲笑

第18話

夫が帰宅した時、早速明後日の同窓会について話をした。



「疲れたんだ、後にしてくれ」


「待って、話を聞いて」


「行きたければ行けばいいだろう」


「そう………」



昴はネクタイを緩めた。



「愛未はいい身分だな」


「え………」


「安い給料で早い定時で、気楽に遊ぶ時間があるんだもんな」


「ひどい、私のせいだっていうの?」



昴は嘲笑した。



「俺が稼いでるんだ。俺が食わせてやってるようなものだろ。まあ、行けば?俺は2週間関西に出張だからな」



そんな話聞いてない。

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