第13話

「はーい」



まさかあの松本くんはこんなスラリと大きく育つなんてびっくり。


中学の時は成長期の兆しなんてなかったのに。



瑠奈が小柄だから、松本くんが身長高いと余計に瑠奈が小さく見えてしまう。



瑠奈はおでこを押さえた時に見えた左手の薬指にはキラリと光るゴールドの指輪が見えた。



「あれ、瑠奈もしかして」


「え?ああ、うん」



指輪を大事そうに見つめた。


松本くんもまた嬉しそうだった。


彼の左手の薬指には瑠奈と同じデザインの指輪をつけていた。



「結婚したの?」



瑠奈は頷いた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る