2作目 tさん

「ありがとうございましたー!!!」

ああ、終わったこの瞬間が心地よい。

全てをやり終わった後のこの感覚。

この感覚どんな経験でも代用できない。

肩掛けのエレキギターが

汗で光っていた____。


本当に全ての日程が終了した後、

俺は誰にも言わずに1人屋上に行った。

涼しい風が吹き始めるこの季節。

いつの間にか本能的に寝っ転がっていた。




空には一面の星空。いつもは見えない星も

なぜか今日は見える気がする。

この深く蒼い星空に手を伸ばして俺は

「待っててね、必ずいくから。」と呟いた。


「あるリードギターの約束」

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