第54話
数日たちお母さんから、茉莉花と春樹のことは、こっちで面倒見ることが、正式に決まった。と、連絡があった。
二人にやっといえるようになり、伝えた。
「二人に、大事な話があるの。」
二人は、テレビを見ていた目をこちらに向けた。
「なに?」茉莉花が聞く。
「二人とも、お母さんのとこに行くことが決まったよ。」
そう言うと、二人は喜んだ。
もともと、二人は母のことが好きだ。
私だけ、行かないことは言わなかった。寂しがるから。
「近々迎えに来るらしいから、できるだけ早めに荷物はまとめておいてね。」
そう言うと、二人は「わかった。」といった。
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