第3話

パンを食べ、学校へ行くための身なりを整え、軽くリビングの掃除。そうしている間に洗濯機終了の音がなる。


まだ7時。



洗濯物を干す前にスマホを見ると、夜遊びして帰ってきていないお兄ちゃんから1分ほど前に連絡が来ていた。





『昼飯よろしく』



またか·····。

もうちょっと早く連絡欲しかった·····。



はあ·····と、ため息を出し、急いで洗濯物をベランダに干し、また台所へ行き冷蔵庫をあける。



冷凍庫に入っていたお手軽で作れる冷凍食品の焼き飯をフライパンで軽く炒め、皿に入れラップで蓋をし冷蔵庫に入れた。




ああ、もう7時20分·····。



急いで鞄を手に取り、学校へ行くため玄関の扉をあけた。



生ぬるい風が、体を包む。

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