第21話

「…で、その人がどうしたの?」

「あ、そうそう!」


と私が本題に戻すと、美優は思い出したかのように質問に答えた。


「昨日の夜見かけたんだけど、やっぱりすっごくかっこいいんだよ!これこそ大人の男!って感じの!あぁあ一度でいいから話しかけられたいなぁ。」

「……へ、へぇそうなんだ。」


ごめんなさい。話しかけられた上に連絡先交換させられました。

とは、口が裂けても言えない。





「でも無理だろうなぁ。昨日も綺麗な女の人隣にいたし。」





―――――え?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る