第71話
「···いえ···」
またしてくるかも?
晃貴たちが?
そうだ、今回の事を隠しても、いずれは喧嘩が起こるかもしれない。
また次の火種みつける彼ら。
また、拉致られるかもしれないんだ。
今度は画像だけじゃないかもしれない。
「あの、聖くん」
部屋を出ていこうとした聖くんを呼び止めた。
入ってきた時の真剣な表情と変わって、穏やかに笑う聖くんは「うん?」と首を傾げた。
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