第43話

裕太と5回目の行為になる頃には、もう夏休みが終わり、2学期が始まっていた。


痛みは少しマシになっていて、裕太を受け止めることに顔を歪めることは無かった。



けれども気持ちいいだとか、そんなものはなく。


「気持ちいい?」という裕太に、どう答えればいいか分からなくて。







「潤から聞いたけどさあ? 裕太くんって、エッチ上手らしいじゃん。いいなあー。潤は激しいだけだから」


っていう莉子の言葉も、イマイチよく分からなかった。

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