第8話
⋯⋯⋯、と、
言葉が出ない私は、一瞬、時が止まったような気がして。
『⋯陽向、聞こえてる?』
聞こえてる。
聞こえてるけど。
生理?
生理来てる?って、聞かれることは、そういうことでしょ?
だって、でも、だって。
呆然、としてしまう私は、「⋯あたし、もともと、不順⋯で」と、医者である世那に告げる。
『どれぐらい不順?』
「2ヶ月、開く時も、あるぐらい⋯」
『今回、どれぐらい来てないの?』
今回⋯。
「あ、不順だから⋯あんまり、日付とか、気にしてなくて⋯」
『じゃあ、ちょっと調べた方がいいかも』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます