キャロライン

第25話

三月生まれで一人っ子な私は、泣き虫人見知りっ子で、小学校に入学した時、だんまりおどおどしていた・・・


そんな中クラスメイト一人一人に自己紹介をしてまわる変わった女の子がいた・・・


「うち、カトリーナ言うねん、よろしく」


緊張で震えていた私はよく聞き取れず・・・


「えっ、キャロライン?」


「誰がキャロラインやねん、誰がキャロラインやねん!」


なんで二回ゆうねん・・・


「自分おもろいやんけ!」


いや、そんなつもりでは・・・

ともいえず里奈の一方的なしゃべりに圧倒される・・・


そしてなぜか、一目置かれてしまった・・・


そんなこんなで里奈に引っ張られ私は少しずつ変わっていけた・・・


里奈と出会ってなかったら私の小学校生活はどうなっていただろう?


やっちゃんとの仲も・・・

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