一日目
朝
第3話
揺れる地面の上を無我夢中で走る・・・
そして、目の前に現れたのは変わりはてた我が家・・・
「いやー・・・・・!」
見るも無惨に倒壊した我が家・・・
「お父さーん、お母さーん」
泣きながら瓦礫となった家へと進む・・・
「危ない!」
再び大きな揺れが襲い、やっちゃんが私の身体を抱き止める・・・
古い建物が並ぶこの辺りはさらに大きく崩れ始めた!
「ここは危ない・・・」
やっちゃんはそう言って泣き叫ぶ私を連れて歩きだす・・・
連れられるまま周りの人の流れにも沿って近くの小学校の体育館へ入る・・・
茫然自失のまま、ただただやっちゃんにすがりついて泣きつづける・・・
何も考えられない・・・
何も考えたくない・・・
やっちゃんは黙って抱きしめてくれていた・・・
やっちゃんが彼氏で良かった・・・
そばにいてくれて良かった・・・
もし、やっちゃんがいなかったら、そう思うと・・・
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