プロローグ

第1話

「ななかっ!」


「えっ?  キャー!」


物凄い轟音と共に地面が震える・・・


「な、 なんなん? 」


私はその場に崩れ落ちる・・・

今までに受けたことのない衝撃に、いったい何が起きたのか全く理解できない。


「やっちゃん?」


私を呼んだ声の主が地面に横たわる私を守るように覆ってくれている・・・


「やっちゃん!なんでここにいるん?」


「家に行ったらもう出た後やったから・・・」


「もう・・・

今日は朝、早いから見送りはええってゆうたのに・・・」


ありがとう、いっつもピンチに現れてくれて・・・

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