空から落ちてきた

蒼空のポイント

第4話

「腹減ったぁ~、蒼空めしぃ~」



私のキングサイズのベッドに寝そべって、こちらを見てるロキ。






「煩い、私は忙しいの。勉強の邪魔しないで」




一度振り返って、ロキを睨むと再び机に向きなおしてカリカリとシャープペンを走らせた。






明日から大事はテストがあるのよ。





学年首位を守る為には、勉強は必須。











なのに、この馬鹿男は夕飯を強請る。









呼びかけられてもとにかく無視した。








「めし~、俺死んじゃうじゃん」



そう言いながら、後ろから私を抱きしめる。



「知らないわよ。あんたが大好きなお姉さん達に食べさせてもらえばいいじゃない」






胸元に回った腕を、シャープペンでブスッと突き刺す。




「いてぇ!何すんだよ」



不貞腐れながらも、私の首元に顔を埋めてくる。





ちょっと・・・吐息がかかるのよ。


しかもくすぐったいんだから、やめてよね。




「お姉さん達の所にいかねぇもん。お前が何か食わせてくれ」



耳元で喋んじゃねぇ。




「・・・んっ・・・やぁ」




ほら、変な声出ちゃったじゃん。






「おっ!色気あんじゃん。一発ヤッとく?」



「ヤダよ、他当たりな」



「えぇ~俺はお前てヤリてぇよ」



「ストレートに言うな!このエロ大魔王」



「えぇ~俺、魔王じゃなくて神様だし」



「知るか!・・・・んん・・・やめ・・・」



ロキは耳を甘噛みしてくる。




ゾワゾワした感覚が体を這う。






なに・・・これ、体が熱くなる。








胸元の手が、妖艶に動き始めた時、はっ!と我に返る。






「なにしとんじゃ」


首元に埋まっていたロキの頭を、拳骨で殴った。





「いってぇ~なぁ。本気で殴るなよ。気持ちよかったくせに!」



「よくないわよ!ほら早くどいて!」



「ちぇ~ほかの女なら、今のでその気になるのになぁ」



私から離れたロキが頭を摩りながら、恨めしそうに私を見た。






「おあいにく様~。誰があんたのその顔に騙されるもんですか!」


ドキドキ煩い鼓動を知られないように、平気な振りを装う。

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