スーパーマリオブラザーズ ザ・ムービー

年末にやっていましたが、字幕版で観たかったのでネット配信で観ました。

初めてみましたが、めちゃくちゃよかった。


マリオの小ネタがいたるところに散りばめられていて、90分があっという間でした。本当に小ネタがすごかったですね。

カートを作る時のパーツ選択でマリオカートのアイテムブロックのSEが鳴ったり、ボムキングが座った時にノコノコが無限に転がっていたり、トゲゾーこうらの挙動がマリオカートDSのものだったり……めちゃくちゃおもしろかった。


個人的に一番好きなのは、やっぱりドンキーコングの登場シーンです。

あそこで流れていたのは「モンキーラップ」という、ドンキーコング64のOP曲。この曲はとても不憫な曲で、ゲーム発売時にこの曲は酷評されてしまいました。「この曲のせいでドンキコング64は売れなかった」と言われるぐらい不憫な曲です。

しかしそれから20年以上経って、この曲が使われたわけです。しかもハリウッドの映画にです。この曲が流れた時に思わず泣いてしまいました。あの頃子どもだった私はこの曲が大好きです。今でも聞き返すぐらいには思い入れの深い曲です。私と同じようにあの頃子どもだった制作陣の方々はわかっているのです。モンキーラップが最高の曲だってことに。本当に最高でした。


あと、ピーチが強すぎて笑いました。めっちゃ殴ってて草。確かにピーチって囚われのお姫様だけど、かなりアクティブですよね。マリオカートに出るし、テニスもゴルフもするし、なんならプリンセスピーチで戦うし。ピーチの解釈にはしびれました。しかもめっちゃかっこいい。よく落とし込んだなぁと関心しました。


そしてなんといってもマリオ。きのこ嫌いの設定が出たときは「え、どうするの?」と驚きました。パワーアップキノコが出てきて、食べれないじゃんと思っていたのですが……気合いで食べてましたね。おかげできのこも克服できていました。


何度も出てきた「諦めろ」という言葉。

しかしマリオは諦めないのです。ピーチの試練で何度もアスレチックにチャレンジして、どんどん力をつけていく。ゲームでも同じでした。私たちは何度もミスをして、ゲームオーバーになって、それでも諦めずにチャレンジして、そしてクリアする。

この映画はまさに「諦めない」というゲームの良さが表現されていました。諦めずに何度もプレイして、うまくなって、そして栄光を掴み取る。

すばらしいテーマでした。最高でしたね。


いや~マジで面白かった。何度も10秒戻ししてシーンを見返しました。それぐらいネタにあふれていて最高でしたね。


それと……あの青い星はマジで何?

ダークすぎてびっくりしました。マジでなんなんだあいつ。ほんとうに異質すぎて草。まぁおそらくは「アンチテーゼ」的な意味合いで入れ込まれたのでしょう。明るい側面だけではなく、暗い側面も描くことで物語に幅をもたせる的な。それにしても変すぎませんかね。正直、いらなかったと思います。でもまぁ、海外はそういったダークな締めを好んだりしますからね。民族性の違いでしょう。


とまぁそんな感じで、楽しい映画でした。

やっぱり子ども時代の心をくすぐられるのは最高ですね。懐かしい気持ちでいっぱいです。ゲームのリメイク作品もそうですが、こういうリメイクにはめっぽう弱いです。懐かしさで泣いちゃいますね。


続編はどうなんだろう?

あればおそらく、クッパは仲間になるとみた。今のマリオシリーズはクッパが仲間ですからね。マリルイRPGとかマリオパーティーとか。クッパとの共闘を観てみたいです。

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