第20話
昔した恋は、
9年経っても色褪せることなく、私はずっとそれに捕らわれるのだと思っていた。
¨彼¨を忘れることも、嫌うことも出来ずに――
――だからと言って、会うことも、ともに生きていくことも出来ず。
どうしょうもない気持ちを持て余し。
でも、
修一さんといると、体から力を抜くことが出来た。
忘れたくても忘れられない記憶に、初めて自分が疲れ切っていたことに気が付いた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます