第42話
ハッキリと嫌だと言ってしまうことも出来たけど、そうしなかったのは、晴香との付き合い故か。
すぐに帰っていいと言われてたからかも。
まあ、人生上手くいくことばかりじゃないよね……と諦めて、あたしは晴香と居酒屋に来ていた。
働いている弘弥さんとその友達が来れるのが7時過ぎということだったので、待ってる間二人で飲んでいることにした。
案内された個室に入ると、さっそくビールを注文する。
「ビールは止めといった方がいいんじゃない?」
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