第39話
首を傾げて尋ねた。
「そうよ。ツバサに紹介したい人がいるから、夕方時間を空けといてね」
「……紹介?」
再び雲行きが怪しくなってきた。
晴香が目を光らせながらジッとあたしを見つめてくる。
「そう、紹介。今、助けてあげたでしょう?無理なんて、言わないよね?」
……間違った。
コイツは天使じゃない、――悪魔だ。
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